コミュ障が海外就職・移住してぶつかった壁

コミュ障が海外就職・移住してぶつかった壁

私はコミュ障であると同時に、逃げ癖がありました。馴染めないバイトだと思えば、1年未満でやめていましたし、コミュニケーションが必要になりそうなことからはとにかく逃げてばかりでした。学生のころは逃げていても、後悔するようなことや困ったことはなかったので、それでいいと思っていました。

そんな私が今までの人生の中でとった、一番思い切った『逃げる』ための選択肢は、日本の就職活動から逃げて海外に移住しちゃおうという決断でした。現実逃避にしても程があるだろう、と今になっては思います。当時20代前半でしたから、若気の至りもあったと思います。なんとかなるだろうと人生なめていた節もあります。

コミュ障の日本人である私が、実際に海外就職を目指して移住し、現在に至るわけですが、これまで感じた挫折や後悔、よかったことなどをお伝えします。大きな決断には、メリットもあればデメリットもありますが、どんな経験もしてみて初めて分かることもたくさんありますね。



コミュ障が海外移住を目指した理由

コミュ障過ぎて、日本の就職活動システムにどうしても上手く対応できなかった私は、将来に何の希望もありませんでした。学業だけは優秀で、勉強だけしていれば褒められていた学生時代。コミュ障でも生きていくことはできました。

しかし、いくら真面目に勉強していようとも、就職活動ではたいしたアドバンテージにはならないという現実に直面しました。

学歴が良くたって、足切りされる確率が下がるくらいのメリットしかありません。どこの会社も求めるのは、ハキハキしていて明るい、コミュニケーション能力のある人物。

集団が苦手な私が採用されるわけなんてない、それにこの就職活動というシステムが私には合わない、と悶々と考える日々でした。

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そんなとき、海外だったら日本のような一括新卒採用はしないということを知りました。ディスカッション面接もないと。

そして、逃げ癖のある私は、「日本の就活は合わないから海外に行こう!外国人から見れば、私の内気すぎる性格だって言葉が不自由なせいだと勘違いしてくれるかもしれない!」と、海外移住を思いつきました。書いてて自分でも恥ずかしいレベルの、ぶっ飛びすぎてる思考ですね。

コミュ障が海外就職してぶつかった壁

とてもラッキーなことに一応現地就職ができたわけですが、ここからは大変なことだらけでした。

そりゃそうです。私が就職した国は、英語圏ではなく、言語力もままならない。そもそもコミュ障なのに、聞き取りすらもできなかったらコミュニケーションのハードルがさらに上がります。その国のしきたりも知らない。その上、人種が違うから目立つし、人種差別にも遭遇する。

この時やっと、私何で自らさらに苦労する道を選んでしまったんだろう?と気づきました。馬鹿ですね。

しかし時すでに遅し。今日本に戻っても、もう新卒ではないし、就職できそうにありません。

海外まで逃げてきてしまった私にもう逃げ道はありませんでした。

働いてみて気づいたのは、海外の方が日本よりコミュニケーション能力が高い人の割合が圧倒的に多いということ。

電車に乗っていても、知らない人同士でスモールトークが始まることなんて日常茶飯事の国ですから。みんなすごく堂々としているのです。

後輩ができて仕事を教える立場になっても、日本の新人のように謙虚さや初々しさなんてないので、私みたいなコミュ障は後輩から明らかに舐められましたね。

仕事を説明しなきゃいけないというだけで、心臓バクバクになっていたので、なめられてもしょうがないのですが。

逆に、私が新人だったころは年の離れたおばさん・おじさん達には好かれました。コミュ障の私は、真面目さと従順さが取り柄ですから。

コミュ障が海外就職・移住をしてよかったこと

なんだかんだで、現在も海外にいるわけですが、今は海外にいることを後悔はしていません。日本にいたらこんな苦労はないのにと思うことは時々ありますが、自分の性格には海外の方が合っていると思うからです。

海外は、日本よりも確かに内気な人は少ないです。しかし、日本よりもみんなと同じであることを求められないのです。色んな人がいて当たり前で、他の人の行動や思考に干渉しない人が多いのは、コミュ障の私にとっては心地の良いものです。陰湿な悪口なども、日本より少ないと感じました。個人主義バンザイ。

大事なときに下手な外国語でも自己主張さえできれば、コミュ障でも生きていけるということに気づいてからは楽になりました。